なぜ大企業の経営者支配が進むのか
まず、会社は誰のものか法律上では
ステークホルダー (株主)と言うことになっています。
しかし、最近では株式の高度分散により大株主の持株比率が小さくなったため、株主による支配が困難になり、経営者が会社を支配している状態が多くなり、これを経営者支配と呼びます。
日本の大企業の大株主のほとんどは、日本にはいません。
ほとんどが海外の投資家が株も買っていて、株主総会にも出席せず経営者の思い通りになっているということになっています。
経営者支配の問題点の事例では
- エンロン事件
エンロンは、総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業で、経営が上手く行っていなかったが、不正経理・不正取引があり虚偽の会計報告を行い全てバレてしまいます。
破綻当時は3兆円ほどの借金があったそうです。
この事件は世界的にも有名で映画にもなっている作品です。
このようなことをなくすために企業経営の仕組みがあります。
それがコーポレートガバナンスです。
企業の不正行為の防止と競争力・収益力の向上を総合的にとらえ、長期的な企業価値の増大に向けた企業経営の仕組みです。
例えば
が挙げられています
元々はアメリカで始まった仕組みなのですが
日本でも取り入れている企業が増えています。
どうでしょうかこのように今増えている経営者支配や不祥事の対策などがあることがわかったと思います。